ホルスト『惑星』を聴きながら冥王星を探してみる…。ない。
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),RIAS室内合唱団,ホルスト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: CD
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夜八時頃。伏屋の外に出てみる。
北北西の方角には、北斗七星がヒシャクの柄を上にして、まるで山の端から、水をくみ出そうとしているかのようだ。
北極星は静かにまたたき、さらに東の方向に向き、首を反らせていくと、デネブ・ベガ・アルタイルと「夏の大三角」だ。
デネブが輝くだけでなく「はくちょう」が南の方向を向き、羽ばたいているのがよくわかる。
さらに目がなれてきた。
「はくちょう」の飛翔のむこうに流れる雲がある。なんて雄大なんだ。
やや、まて、雲ではない。
川の流れだ。
南の空へ向かって、ミルクがこぼれている。天の川である。
再び北から西へ首を戻していくと、「うしかい」のアルクトゥルスが麦色に輝く。
先ほどから、音が伴ったり、伴わなかったり、規則的に瞬きながら北方向へ水平移動する光点がある。
おそらくシベリア経由のヨーロッパ直行便か。
よく晴れている。
明日の朝は少し、気温が低めになるだろう。
富田勲の惑星もなつかしい…